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《チャンスを掴むための、ヒントを掴め》佐藤佐吉演劇祭関連企画・トークラウンジ

14.07/01

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東京・北区にある王子小劇場が主催し、現在同劇場を中心に開催中の「佐藤佐吉演劇祭2014+」の関連企画イベントとして6月29日、「トークラウンジ」が王子一丁目町会会館にて行われた。トークゲストに、岡本純子氏(公益財団法人セゾン文化財団/プログラム・オフィサー)、松浦茂之氏(三重県文化会館事業推進グループリーダー)、高崎大志氏(NPO法人福岡パフォーミングアーツプロジェクト〈FPAP〉事務局長)ら6名が登壇した。参加者は希望するテーブルに分かれ、各セッション30分という短い時間の中、ゲストの話に熱心に耳を傾けていた。

「佐藤佐吉演劇祭」は2004年より開催されているが、制作者も対象としたイベントを開催したのは今回が初めて。同イベントには、若手制作者を中心に40名ほどが参加した。
今年4月に王子小劇場の芸術監督に就任し、同演劇祭の実行委員長を務める北川大輔氏は「トークラウンジのキャッチコピー『チャンスを掴め。チャンスを掴むための、ヒントを掴め。』のとおり、若手の制作者に向けて『チャンスの掴み方』を勉強する会にできればいいなと思い、このイベントを開催した」という。
「各テーブルではすごくクリティカルな質問が出ていたし、関心の高さを感じた。こういう機会を積極的に使ってもらえたら」と手応えを掴んでいた様子。

イベント最後には、松浦氏、高崎氏、そして王子小劇場代表の玉山悟氏によるシンポジウム「ウチが呼ぶのはこんな団体」を開催。三重、福岡、東京の演劇事情などに触れながら、3氏それぞれの立場でカンパニーを呼ぶ際の着眼点などを話し合った。この中で高崎氏は「東京の団体が地域で公演を行うことで、その団体に対してこれまでとは違う視点が生まれる。それは劇団の価値を高めることに繋がるのではないか」と、地域で上演することの意義を語った。

名古屋から今回のトークラウンジに参加した鈴木さやかさんは、名古屋を中心に活動している劇団「演劇組織KIMYO」で制作を務める。「今回のイベントではいろんな地域の人たちと交流したり勉強したりできればと思い、参加した」と鈴木さん。「現在大学生で将来は制作として仕事をしたいと思っているが、勉強できる場も少ない。今回参加し、直接会ってお話を聞くことができでよかった。今後の活動につなげていきたい」と語った。

「佐藤佐吉演劇祭2014+」は、7月21日まで開催。

◎関連サイト◎
トークラウンジ開催!|佐藤佐吉演劇祭2014+


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