東京テアトル株式会社（中央区銀座1）は16日、経営する銀座テアトルビル（中央区銀座一丁目）の売却に伴い、同ビル内に入居している劇場「ル テアトル銀座by PARCO」と映画館「銀座テアトルシネマ」を2013年5月末日で閉館すると発表した。

「ル テアトル銀座 by PARCO」は1987年3月、 同ビルの竣工と同時に「銀座セゾン劇場」の名称でオープン。2000年4月からセゾングループの東京テアトル株式会社の運営となり、劇場名を「ル テアトル銀座」に改称した。さらに2007年3月からは株式会社パルコに運営移管され、現名称の「ル テアトル銀座 by PARCO」となった。東京テアトルはリリースにて、「安定した収益をもたらすだけに留まらず、当ビル全体に営業上の相乗効果を多く生み出してまいりました」としながらも、「当ビルの売却決定に伴い、株式会社パルコとの契約を終了し、営業を終了させていただきます」とコメントしている。

「銀座テアトルシネマ」は、1987年3月に「銀座テアトル西友」としてオープン。2000年3月より同社直営の映画館として、文化・芸術性の高い作品を上映してきた。閉館後は、系列館の「ヒューマントラストシネマ有楽町」にて同館の番組編成の路線を引き継ぐとともに、「代替となる映画館の新規出館をあわせて検討していく」としている。

同ビルの売却については既に5月2日付で発表されていたが、入居している施設の今後については「未定」とされていた。なお、譲渡先の企業については明らかにされていない。

◎関連サイト◎
「ホテル西洋 銀座」「銀座テアトルシネマ」「ル テアトル銀座 by PARCO」営業終了のお知らせ（プレスリリース）｜東京テアトル

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