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【サイトウォッチ】新規メディアの台頭は、小劇場界を閉ざしたのか?(Twitter)

11.01/25

Twitter上で、現在の小劇場界の状況を懸念する非常に興味深い意見交換が行われている。

意見交換を行っているのは、新宿シアターミラクルの支配人・星英一氏と、観客のK_OSANAI氏。劇場支配人と観客という違いはあるが、それぞれに高い客観性を持った立場から感じている“違和感”や“危険性”を冷静に分析している。おもに指摘されているのは、新規メディアの台頭によってもたらされた「創り手と観客との距離感」、そして「批評性の変化」について。

K_OSANAI氏は、ネット上で異見のぶつかり合いが殆ど見られない現状を嘆き、「新規メディアによって新たな回路が開かれたように見えて実はより閉じてしまった小劇場界」「創り手と観衆との距離が縮まったが為に死んだ批評性」などと表現している。また、演劇ツイートまとめサイト「TwitStage」を運営する星氏は、「時折自分は、ITを駆使して演劇の退化を早めてしまったのではないかという想いに駆られる」など自らの抱えるジレンマを吐露している。

両氏の意見交換についてfringeプロデューサー・荻野達也氏は、かつて自身のブログに記した「『いまの東京の小劇場界を盛り上がっていると感じている人は、大きな勘違いをしていると思う』にも通じるところが多い」として強い関心を抱き、Togetterでこのやり取りをまとめた

◎Twitter 星英一氏アカウント(hoshi_a1)

◎Twitter K_OSANAI氏アカウント(two_boats )

◎「創り手と観衆との距離が縮まったが為に死んだ批評性」(fringe blog)

◎演劇コミュニティを巡る星英一氏とK_OSANAI氏の意見交換まとめ (Togetter)


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